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原発性骨粗鬆症

原発性骨粗鬆症

原発性骨粗鬆症とは、閉経や加齢にさまざまな原因が重なることによって起こる、もっとも多くみられる骨粗鬆症です。

原発性骨粗鬆症の診断には、まず骨量の低下をもたらすような骨粗鬆症以外の疾患や続発性骨粗鬆症などが認められないことが必要となります。

さらに、骨の評価として、脆弱性骨折の有無を判定して脆弱性骨折が認められますと、原発性骨粗鬆症と判定されています。

また、脆弱性骨折が認められない場合には、骨密度が若年成人の平均値の70%未満であるとき、あるいはX線像で骨粗鬆症が存在するときに骨粗鬆症と判定されています。

原発性骨粗鬆症は、骨粗鬆症の90%以上を占めていますが、そのほとんどが中高年者に起こる退行期骨粗鬆症となっています。

男女ともに発症しますが、女性では閉経後に現れ、男性に比べて発症時期が早くなっていますから、重症化しやすく骨折などの臨床的な問題を引き起こしやすく、注意が必要となっています。

女性は平均50才前後で閉経となりますが、女性ホルモンの分泌は急激に減少します。女性ホルモンは、骨の強化にも深く関わっていて、骨を守る役目を担っています。

閉経しますと女性ホルモンが減少し、骨を守ることができなくなってしまいます。

この影響は非常に大きく、骨の破壊スピードが急激に高まります。

骨のカルシウムが失われていきますと副甲状腺ホルモンの働きが低下して、カルシウムの吸収が悪くなり尿にどんどん排泄されてしまいます。

骨量が減少して、背骨、手首、大腿骨の頚部骨折になりやすくなるという悪循環に陥ります。

また、老人性骨粗鬆症では、加齢に伴う腎機能の低下によって生じるビタミンDの産生低下がそれぞれ原因とされています。

男性では女性のように更年期で急速にエストロゲン産生量が低下して骨粗鬆症になるということはありませんが、加齢は骨量の減少要因の一つとなっています。

男性でも骨密度の低下と血中エストロゲン量には、相関があることも明らかになっています。

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